こんにちは^_^
スマートクール加西北条です!
修理現場でたまにある、ちょっとびっくりな現象。
「まだ開けてもいないのに、ネジがすでになめてる(潰れてる)!?」
今回はそんな「内部ネジがなめている謎」についてお話しします。
■ そもそも「ネジがなめてる」ってどういうこと?
ネジの「頭(プラスやトルクスの溝)」が潰れてしまって、ドライバーで回せなくなっている状態のことを「ネジがなめてる」と言います。
これがあると、分解・修理がとても大変!最悪、ネジを削り取るしかない場合もあります。
■ 内部のネジなのに、なんでなめてるの?
普通に考えたら、内部のネジは外部から触れることがないので、潰れているなんておかしい話です。
しかし、現実にはこんなことが起きています。理由として考えられるのは主に以下の4つ。
① 工場出荷時のトルクミス
製造ラインでネジを締めるとき、自動トルクドライバーや手作業で締めすぎてしまい、初期から頭が潰れてしまうことがあります。
そのままでも使えてしまうため、気づかれずに出荷されてしまうことも。
② 前に誰かが開けた(非正規修理)
「内部だから誰も開けてないはず」……と思っていても、実は過去に修理歴がある場合も。
非正規店や自分で開けた痕跡が残っているケースでは、適切な工具を使っていなかった可能性があります。
特に小さな精密ネジは、合わないドライバーを使うとすぐ潰れてしまいます。
③ 湿気や腐食による劣化
水没や高温多湿な環境に長期間置かれていた端末では、ネジが錆びて溝がもろくなっていることも。
この場合、見た目では分かりづらいのに、工具を当てると崩れてしまう…ということが起きます。
④ そもそも精度が低いネジが使われていた
格安モデルや一部の海外製端末では、コスト削減のために品質の低いネジが使われていることもあります。
こういったネジは締めるときからすでに変形しやすく、少しの力でなめてしまいます。
■ 修理のプロはどう対応する?
ネジがなめていると分解は非常に難しくなりますが、修理のプロは以下のような方法で対応します。
- 専用のなめたネジ用工具(ネジ外しビット)を使用
- ネジを削って切り込みを入れ、マイナスドライバーで回す
- 最終手段としてドリルでネジ頭を飛ばす
もちろん、どれも慎重に作業する必要があり、部品を傷つけないよう細心の注意が必要です。
■ まとめ:ネジがなめてるのは珍しいけど、実はよくある!?
一見、ありえないように思える「内部のネジがなめている」現象も、実はいろんな理由で起こりえます。
もし自分のAndroid端末の修理で「ネジが潰れていて分解できません」と言われたら、この記事を思い出してみてください。
そして、DIY修理をする場合は「ピッタリ合った工具を使うこと」「力を入れすぎないこと」がとても大事です!
本日も、ありがとうございました!
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